スキルの基本設定を行う
スキルタイプや属性の設定という下準備が終わりましたので、ここからは実際にスキルを作成していきましょう。スキルの作成はデータベースの[スキル]タブで行いますので、[スキル]タブに切り替えておいてください。まずは、どんなスキルを作成する場合でも共通する部分の解説です。
なお、 ID:0001 に登録されている「攻撃」は[攻撃]コマンド選択時に、ID:0002 に登録されている「防御」は[防御]コマンド選択時に使用されます。
[基本設定]
まずは、[基本設定]の項目から設定していきましょう。
- 名前
- スキルの名前ですので必ず入力してください。
- アイコン
- スキル欄でスキル名の左に表示されるアイコンです。作成するスキルのイメージに合ったアイコンを設定しましょう。
- 説明
- スキル欄で表示されるスキルの説明文です。どういったスキルなのか分かりやすい文章にすると良いでしょう。
- スキルタイプ
- 作成したいスキルに合ったスキルタイプを設定してください。ここで設定したスキルタイプによって、そのスキルを使用出来るコマンド名が決まります。敵キャラ専用のスキルであれば、[なし]でも構いません。《→スキルタイプを設定する》
- 消費 MP / 消費 TP
- スキルの使用にあたり消費する MP や TP の値です。0 に設定すると、MP や TP を一切消費せず使用出来るようになります。なお、MP と TP 両方を消費するスキルも作成可能ですが、画面に表示されるのは消費 TP のみになります。
- 範囲
- スキルが効果を発揮する対象を設定します。
- 使用可能時
- スキルを使用出来るタイミングを設定します。
ここではサンプルとして、敵単体に防御力を無視して強力なダメージを与える剣技「ブレイクダウン」というスキルを作成してみます。
●剣技なのでスキルタイプには[必殺技]を選択しておく
これで、基本設定の項目への設定は終了となります。
[発動]
続いて、[発動]の項目を設定していきます。
- 速度補正
- 戦闘でのアクターの行動順に影響を与える「敏捷性」の数値を補正する数値を設定します。基本的には 0 のままで構いませんが、強力なスキルには発動を遅くするために負の数値を設定したりすると、より強力なスキルという雰囲気を出せるでしょう。
- 成功率
- スキルの使用が成功する確率です。基本的には 100 のままにしておき、成功するか失敗するか分からないスキルには 100 未満の数値を設定すると良いでしょう。
- 連続回数
- 対象に対してスキルの効果を適用する回数です。基本は 1 のままにしておき、2 回ヒットするスキルならば 2 を設定したりしましょう。
- 得 TP
- 使用したスキルが命中すると増える TP の量です。[連続回数]に 2 以上の数値を設定しているスキルでは、1 回効果が適用されるたびに、その都度 TP が増えることになります。
- 命中タイプ
- スキルの命中判定を行う方法を設定します。詳しくは、すぐ後で解説します。
- アニメーション
- 戦闘中にスキルを使用した際に、攻撃対象となった敵に表示されるアニメーションですので、スキルのイメージに合ったアニメーションを設定しましょう。[通常攻撃]を選ぶと、装備中の武器で通常攻撃を行った際に表示されるアニメーションと同じアニメーションを表示します。戦闘中に使用しないスキルは、アニメーションを設定する意味がありませんので[なし]を選んでください。《→アニメーションについて》
命中タイプについて
命中タイプは、次の 3 つの中から 1 つを選んで設定します。それぞれに特徴がありますので、作りたいスキルに合った命中タイプを設定してください。
- 必中
- スキルの使用に成功した時点で、命中率に関係なく必ず命中します。また、「反撃」、「魔法反射」、「身代わり」の対象になりません。
- 物理攻撃
- 通常攻撃同様に、使用者の命中率と対象の回避率によって命中するかどうかが判定されます。また、「反撃」、「身代わり」の対象になります。
- 魔法攻撃
- 対象者の魔法回避率によって命中するかどうかが判定されます。また、「魔法反射」、「身代わり」の対象になります。
基本的には、「特技」には[物理攻撃]を、「魔法」には[魔法攻撃]を設定し、一部の特別なスキルに[必中]を設定します。また、回復魔法は、回避されたり「魔法反射」されたりすると困るので、[必中]を設定すると良いでしょう。
サンプルスキル「ブレイクダウン」では、このように設定してみました。
●TP をすべて消費して放つので、得 TP は 0 にしておく
[使用時メッセージ]
戦闘中、スキルを使用した際に表示されるメッセージを設定します。
自動的に設定する
下にある 3 つのボタンをクリックすると、メッセージを自動的に設定することが出来ます。
「~を唱えた」、「~を放った」、「~を使った」の 3 種類のメッセージを自動的に設定出来ますので、基本的にはこの方法で設定するのが楽でしょう。ここで「%1」となっている部分が、スキルの名前に置き換えられます。
手動で設定する
メッセージ入力欄に手動で入力することも可能です。
自動設定では設定出来ないメッセージを設定したい時や、2 行目にもメッセージを設定したい時は手動で設定してください。ただし、1 行目の冒頭には必ず使用者の名前が入りますので、そのことを踏まえた上で設定するようにしましょう。
サンプルスキル「ブレイクダウン」では、このように設定してみました。
[必要武器]
スキルを使用するために必要な武器タイプを設定します。例えば、ここに「剣」を設定すれば、「剣」を装備していないとスキルを使用出来なくなりますので、「剣を装備していないと剣技は使えない」ということを再現出来ます。基本的には[なし]のままにしておき、特定の武器を装備していないと使えないスキルにのみ、必要な武器タイプを設定すると良いでしょう。
サンプルスキル「ブレイクダウン」は「剣技」ですので、「剣」を装備していないと使えないように設定してみました。