武器タイプ、防具タイプを設定する

装備品作成の手始めに、武器タイプ、防具タイプの設定について解説していきます。

武器タイプ、防具タイプとは?

武器タイプ、防具タイプとは、武器や防具の種類のことです。アクターがどの装備品を装備出来るかは、この武器タイプ、防具タイプで決定されるため、装備品を作成する際には必ず設定しないといけません。これらの設定は[タイプ]タブで行いますので、[タイプ]タブを開いてみてください。

このように、[武器タイプ]と[防具タイプ]の項目には、あらかじめ複数のタイプが設定されていますので、特にこだわりがなければ設定を変更せずにそのまま使用することが出来るでしょう。

設定を変更する

タイプ名を変更したい場合は、変更したいタイプ名にカーソルを合わせて決定ボタンを押してください。すると、キーボードウインドウが表示されますので、そこで変更したいタイプ名に書き換えれば変更完了です。

登録するタイプの数を増やしたい場合は、[+]の項目にカーソルを合わせて決定ボタンを押してください。すると、リストのIDがひとつ増えます。減らしたい場合は、[+]の項目にカーソルを合わせて△(X)ボタンを押すと、ひとつ上のIDの項目が削除されます。

 

設定変更例

以降の解説では、武器タイプ、防具タイプともに設定を変更しない状態で解説していきますが、設定を変更する場合の変更例を紹介します。

なお、タイプの名前はゲームでは表示されませんので、制作者にとって分かりやすい名前を使うことが出来ます。

武器タイプ
  1. 標準的な「剣」、力のある戦士じゃないと扱えない「大剣」、騎士のために作られた「騎士剣」といったように、武器の種類を細分化する。
  2. 伝説の勇者にしか装備出来ない武器のために「勇者専用」を作成する。
  3. 職業ごとに装備出来る武器を完全に分けてしまい、「戦士」、「モンク」、「サムライ」といったような職業名にする。
ただし、武器タイプの設定には後述するいくつかの注意点があります。
防具タイプ
  1. 「鎧」、「兜」、「盾」、「装飾品」と装備部位ごとに分け、鎧であれば「鎧」、「ローブ」といったように、装備部位ごとにさらに細分化する。
  2. 伝説の勇者にしか装備出来ない防具のために「勇者専用」を作成する。
  3. 職業ごとに装備出来る防具を完全に分けてしまい、「騎士」、「僧侶」、「魔道士」といったような職業名にする。

武器、防具のいずれのタイプも、細分化すればするほど職業ごとに装備出来る装備品に細かな違いを出せますが、その分設定は面倒になります。一方、シンプルにすればするほど設定は楽になりますが、職業ごとの細かな違いを出しづらくなります。ですので、それぞれのメリット・デメリットを考慮した上で、作りたいゲームに合った設定を行ってください。

武器タイプと[SV]攻撃モーションの設定

サイドビューバトルを選択する場合、アクターの攻撃モーションの設定が必要になります。これは、[システム]タブの [SV] 攻撃モーションで設定を行います。
これらは、武器タイプごとに設定する必要があり、同じタイプの武器の場合、同じ設定が適用されます。

モーションと画像

各武器タイプにカーソルを合わせて決定ボタンを押すと、モーションと画像を設定出来ます。

モーション
武器で攻撃を行うときのアクターのアニメーションの種類で、「振り」「突き」「飛び道具」から選べます。「飛び道具」の場合でも例えば弓矢の矢は表示されませんので、アニメーションなどで工夫する必要があります。
画像
武器のアニメーションとなる画像です。あらかじめ準備されている32種類の武器の画像から選ぶことが出来ます。武器タイプに合った画像を選択しましょう。

異なるタイプの武器に同じ設定を付けることも出来ます。例えば、「剣」と「勇者専用の剣」は両方とも画像を「剣」、モーションを「振り」にすることができます。

武器タイプ設定変更における注意点

サイドビューバトルにおける注意

サイドビューバトルにおける武器タイプについては、攻撃モーションの関係から、特に注意して設定してください。

例えば「勇者専用の剣」と「勇者専用の弓」がある場合、サイドビューでない場合なら、「勇者専用」に統一してしまっても問題ありませんが、サイドビューの場合は、分けておく必要があります。

サイドビューバトルを作る場合は、武器タイプを作成する場合、常に攻撃モーションを前提に考えておく必要があるといえます。

武器タイプの細分化とスキル設定の注意

スキルには「必要武器」の設定があり、武器タイプを 2 つまで指定することが可能です。《→スキルの基本設定を行う


● 「スキル」における必要武器の設定

これを設定すると、設定されたタイプの武器を装備していないと、そのスキルは使えなくなります。 例えば、「剣技は剣を装備していないと使えない」といった制約を作るために準備されています。

ところが、「必要武器」のタイプは 2 つまでしか設定できず、どちらかを装備していないと、そのスキルは使えません。このため、例えば、剣のタイプを「剣」「勇者専用の剣」「女性専用の剣」という 3 つに細分化していた場合、ここで不具合が生じてしまいます。

結論として、武器タイプは、慣れないうちは大規模な細分化は行わず、決められたタイプで制作を行っていきながら、少しずつ細分化していくのが無難であるといえます。