マップ上にアニメーションを表示する
マップ上にアニメーションを表示させることで、キャラクターの動きだけでは表現出来ない演出も可能になります。
イベントコマンド[アニメーションの表示]
イベントコマンド[アニメーションの表示]は、マップ上のキャラクターを対象としてアニメーションを表示させるイベントコマンドです。
- キャラクター
- アニメーションを表示する対象を[プレイヤー]、[このイベント]に加え、同じマップ上にあるマップイベントの中から選択します。
- アニメーション
- 表示するアニメーションを選択します。データベースの[アニメーション]タブで登録したものが表示されます。
- 完了までウェイト
- アニメーションの表示が終わるまで、イベントの実行内容の進行を停止します。
イベント作成例
では、町の人がターゲットとなるカカシに向かってファイアの魔法を放つというイベントを作成してみたいと思います。
[アニメーションの表示]は、プレイヤーキャラクターとマップイベントだけがターゲットとなります。しかし、今回ターゲットにするカカシはマップタイルですので、このままではターゲットにすることが出来ません。
そこで、カカシの位置にマップイベントを作成します。カカシの位置にあるマップイベントをターゲットにすることで、カカシをターゲットにしているように見せかけるというわけです。カカシの位置に置くマップイベントは、分かりやすいように名前を「カカシ」とでもしておきます。それ以外の設定は一切しなくて構いません。
●カカシの位置にマップイベントを作成する
続いて、ファイアの魔法を放つ町の人を作成します。
イベントコマンド[アニメーションの表示]を設定するだけですから、特に難しい設定ではないと思います。魔法を詠唱しているイメージを出すため、[SE の演奏]を設定していますが、[画面のフラッシュ]を追加しても面白いと思います。
●カカシが燃え尽きてしまいそうだが……
なお、今回表示に使用したアニメーションは、[位置]が[足元]になっているため、カカシを足元の座標として表示していますが、[位置]が[画面]のアニメーションを使用する場合は、イベントの位置に関係なく、画面全体にアニメーションが表示されてしまう点に注意してください。
作成例の問題点
この作成例ですが、このままですと下の画像のような問題点があります。
●この位置だと、男の子の放ったファイアが、カカシではなくパーティメンバーに当たってるはず……
これを回避するためには、次のような対策が必要になります。
- イベントコマンド[条件分岐]で、男の子の左側から話しかけた時には、プレイヤーキャラクターが邪魔にならない位置に移動するようにする。
- イベントコマンド[隊列メンバーの集合]で、2 人目以降の隊列メンバーが邪魔にならないよう先頭メンバーの位置に集めてしまう。
ここでは、あえて具体的な設定例を紹介しませんので、皆さんで作成例に改良を加えてみてください。
●危ないので、邪魔になる位置からはどきましょう