トラップを作る

ダメージを受けるトラップが仕込まれている床を作ってみましょう。

 

イベントコマンド[HPの増減]

パーティメンバーにダメージを与えるには、イベントコマンド[HP の増減]を設定します。

[アクター]でダメージを受ける対象を選び、ダメージを受けるのですから[操作]は[減らす]を選択、そして[オペランド]の[定数]にダメージを受ける数値を入力してください。また、[戦闘不能を許可]にチェックを入れると、ダメージを受けて HP が 0 になった場合、そのアクターは戦闘不能状態になります。チェックを入れない場合は、どれだけダメージを受けても HP が 1 で止まります。

イベント作成例

イベント自体は非常にシンプルです。トラップを仕掛けたい位置にマップイベントを作成します。グラフィックは設定せず、[トリガー]を[プレイヤーから接触]にしておきましょう。

[実行内容]は、基本的には[HP の増減]を設定するだけです。ただ、それだけですとダメージを受けたことがプレイヤーに伝わりませんので、イベントコマンド[画面のフラッシュ]を設定することで、ダメージを受けた際に画面が赤くフラッシュするようにしています。さらに、[SE の演奏]でダメージ音が鳴るようにしても良いでしょう。


●ダメージを受けた瞬間、赤くフラッシュする

トラップのアレンジ

イベントコマンド[MP の増減]を使えば MP を減らすことが出来ますし、イベントコマンド[ステートの変更]を使って「毒」などのステートを付加するのも良いでしょう。そして、ダメージの種類によってフラッシュする色を変えても面白いと思います。

また、トラップを見えるようにしたい時は、グラフィックに「オブジェクト1」の「針の床」を設定しても良いでしょう。その場合は、[向き固定]にチェックを入れるのを忘れないようにしてください。また、グラフィックを設定しましたので、[プライオリティ]を[通常キャラの下]に変更しておきましょう。


●トラップの存在が見えるパターン

もうひとつ挑戦していただきたいのは、トラップの回避方法をプレイヤーに用意してあげることです。例えば、データベース編で「床ダメージ無効」というステートを作成しました。《→床ダメージを防ぐステート
このステートが付加されている時はダメージを受けないようにアレンジしてみましょう。ヒントは[条件分岐]で、各アクターのステートを見ることです。