キャラクター作成例
- 次の戦闘まで TP を持ち越すキャラ
- TP が溜まりやすいキャラ(1)
- TP が溜まりやすいキャラ(2)
- 主人公たちよりも強いお助けキャラ
- 絶対に死なない不死身のキャラ
- 鉄壁の防御力を誇るキャラ
- 炎の魔人
主人公とその仲間作りの解説の最後に、サンプルデータには収録されていないタイプのキャラクター作成例をいくつか紹介します。
次の戦闘までTPを持ち越すキャラ
MV では、戦闘終了時に毎回 TP の値がリセットされる仕様になっていますが、この TP の値をリセットさせず、次の戦闘へ持ち越すキャラクターです。
このように、[特徴]に特殊フラグの[TP 持ち越し]を設定するだけです。これで、TP の値がリセットされずに次の戦闘へ持ち越されるようになります。ゲーム全体で TP の値がリセットされないシステムにしたい場合は、登場するすべてのキャラクターにこの設定をしてください。
TP が溜まりやすいキャラ(1)
[TP再生率]を「+5%」にすると、毎ターン終了後に、TP が自動的に 5 ずつ増加して行きます。
[TP 持ち越し]と併用した場合、移動中は、20歩ごとに、この効果が現れます。
TP が溜まりやすいキャラ(2)
[TPチャージ率]を「×200%」とすることで、TP が手に入る値を本来の2倍にすることが出来ます。
「TPチャージ率」は、アイテムやスキルを使った時に得られる TP の値と、ダメージを受けたときに得られる TP の値に影響を与えます。
一方、TP再生率には影響を与えないため、「[TP再生率]+ 5%」「[TPチャージ率]× 200%」の両方を入れても、TP再生率は10%にならず、5%のままです。
ダメージを受けたときに得られる TP について
敵の攻撃によってダメージを受けたときに得られる TP は、以下の計算式で求められます。
50 × (ダメージ / ダメージを受けたキャラの最大HP) × TPチャージ率
※小数点以下は切り捨て
TPチャージ率は、特に設定しない場合は、100%、つまり 1 となります。
主人公たちよりも強いお助けキャラ
戦闘ではコマンド入力を受け付けずに自動戦闘を行うという強いキャラクターです。強いキャラクターが一時的に主人公を助けてくれるという、ゲームの序盤でよく見かけるシチュエーションには欠かせないキャラクターと言えるでしょう。
特殊フラグ[自動戦闘]を設定することで、戦闘ではプレイヤーのコマンド入力を受け付けずに自動戦闘を行うようになります。
また、こういったキャラクターは強い装備品を装備しているのがお約束ですので、すべての部位に対し[装備固定]を行うことで、プレイヤーがこのキャラクターの装備を変更出来なくしています。
●強い装備品を外して回収しておきたいのだが……
●こういったキャラクターは、必ずどこかでいなくなるのがお約束……
絶対死なない不死身のキャラ
HP が 0 になっても死なない不死身のキャラクターです。
このように、ステート無効化で[戦闘不能]を設定すると、HP が 0 になっても死ななくなります。戦闘後も HP は 0 のままですが、ゲームオーバーにはなりません。あまりにもクセがありすぎますので、こういうキャラクターを作る機会は少ないでしょうが、 MV ではこういったキャラクターも作成出来るというサンプルです。
●冥府の住人ならば「死」に意味はないはず……
鉄壁の防御力を誇るキャラ
物理攻撃だけでなく、魔法による攻撃でもなかなかダメージを受けないキャラクターです。
[物理ダメージ率]と[魔法ダメージ率]を 50% にしていますので、物理攻撃、魔法攻撃のどちらを受けた場合でも、ダメージが半減されます。物理攻撃によるダメージを減らすには防御力を、魔法攻撃によるダメージを減らすには魔法防御を上げれば良いのですが、防御力や魔法防御を無視してダメージを与える攻撃もありますので、その場合は防御力や魔法防御を上げても意味がありません。この設定を使えば、最終的なダメージ量を直接変動させることが出来るようになります。
炎の魔人
全身が炎に包まれた炎の魔人「イフリート」というキャラクターです。
[回避率]を削除して 0% にし、[会心率]を 10% に上げました。炎の魔人ですから、通常攻撃時の攻撃属性は[炎]で、[炎]の有効度は 0% とし、反対に[氷]の有効度は 150% と氷属性を弱点にしています。動きが遅いので[攻撃速度補正]を -20 にする一方、50% の確率で 1 ターンに 2 回行動可能(コマンド入力を 2 回行える)ようにしました。そして、炎の魔人といういわばモンスターの一種ですので、既存の装備品は一切装備出来ないように各部位への装備を封印しています。
●氷属性が弱点の敵には強いが、炎属性に強い敵には……
このように、特徴のおかげで多種多様なキャラクターを作成出来ます。ですので、特徴を上手く使って皆さんのイメージするキャラクターを生み出してみてください。