マップエディター

マップは、フィールド・街・ダンジョンの3タイプにわかれています。それぞれ、以下のような異なる手順で作成できます。


フィールド

冒険の舞台となる世界地図です。“タイル”と呼ばれる草原や海などの小さなパーツを配置していくことで好きなように描くことができ、PC版に近い感覚でマップが作成できます。タイルには、下地となる“地形”とその上に置く“地上物”の2種類があります。これらをパレットから選択したら、あとはタッチペンで自由に配置していくだけです。塗りつぶしなどの機能も備えています。


ベースとなる地形をあらかじめ用意されたものから選び、そこに自由に建物を置いていくことで街を作ります。建物内の部屋は、建物ごとに設定されていますので、個別に作る必要はありません。選択できるベースは、作成する街の種類(街・村・都市など)によって異なります。ベースを決定したら、あとは建物を好きな位置に配置していくだけでマップが作成できます。



ダンジョン

通路を自由に作ることで、好きな形のダンジョンを作成できます。最大で6階層のダンジョンが作成可能です。通路は、タッチペンでなぞっていくだけで、その軌跡に沿って作られます。開けた空間は、部屋を配置することで表現可能です。配置した時点では部屋と通路は独立していますが、部屋と通路をつなぎたい場所に道を作ることで行き来できるようになります。

データベース

ゲーム中に登場する、様々な要素を設定するためのエディターです。主人公や職業、装備品やアイテム、モンスターやその出現範囲など、全11項目を作成可能です。
主人公
冒険に参加する主人公と仲間を作成できます。作成できる人数は最大で8人です。
パーティ
ゲーム開始時のパーティメンバーや所持品などを設定できます。
職業
主人公が就くことのできる職業を作成できます。覚える特技の設定は、職業ごとに行ないます。
アイテム
薬草や毒消し草などの実用品のほか、カギや手紙といったストーリー進行に必要なアイテムが作成できます。
武器
主人公たちが装備できる武器を作成できます。2回攻撃できる武器や敵全体を攻撃する武器も作成可能です。
防具
主人公たちが装備できる防具・アクセサリーを作成できます。主人公が装備できるのは、鎧ひとつとアクセサリーふたつです。
特技
HPを消費して使う“必殺技”とMPを消費して使う“魔法”を作成できます。
モンスター
主人公たちの敵として登場するモンスターを作成できます。モンスターグラフィックは64種類から選択可能です。
ユニット
ゲーム中にモンスターが登場する際、どのような陣形で現れるかを設定します。
出現範囲
マップごとに遭遇するユニットを設定できます。
タイトル
ゲームのタイトル画面を作成できます。業界初、タイトル自動生成機能搭載!

イベントエディター



イベントは、マップ上の発生させたい位置に配置します。


46種類の機能を持ったイベント命令が用意されています。


イベント内容はこのような感じで作成します。
『RPGツクールDS』では、ゲーム中のできごとを“イベント”と呼びます。村人との会話、モンスターとの戦闘、宝箱からのアイテム入手など、これらすべてがイベントです。イベントの動作は“イベント命令”という命令の組み合わせで作成することになります。なお、“宝箱”や“セーブポイント”などといった、何度も作成することになる定型のイベントは、“簡単作成”で種類を選ぶことですぐに作成できるようになっています。

イベント命令一覧

グループ1 グループ2 グループ3 グループ4
メッセージ
テロップ
デカ文字
詳細 場所移動 詳細 画面だけを移動
画面のフェードアウト
画面のフェードイン
画面の色を変更
詳細 お金の増減
アイテムの増減
武器の増減
防具の増減
HP・MPの増減
状態の変更
全回復
レベルアップさせる
特技を覚える
メンバーの入れ替え
詳細
主人公の移動
このイベントの移動
他のイベントの移動
イベントの引継ぎ
詳細
フラッシュ
シェイク
天気の変更
アニメーションの表示
アイテムイラストの表示
詳細
表示・状態の変更
簡単アクション
フキダシアイコン
心情アニメ
詳細
グループ5 グループ6 グループ7
ウェイト
BGMの演奏
効果音を鳴らす
詳細 スイッチのオン
スイッチのオフ
はい/いいえ
確率分岐
戦闘分岐
乗り物の出現/消去
セーブ禁止の変更
詳細 戦闘
お店
セーブ画面
ゲームオーバー
エンディング
詳細

ちびツクDS

組み合わせ例


好評の 『ちびキャラツクール』と同等の機能をソフト内に収録しました。頭部・服装・装飾の3パーツそれぞれに絵柄を当てはめることで、好きなようにキャラクターのグラフィックが作成できます。その組み合わせは3万通り以上! 学生服やネコ耳などといったパーツも取り揃えていますので、個性的な作品を作りたいときにはうってつけの機能です。

顔窓カメラ

ニンテンドーDSi専用の機能です。この機能を使って撮影した写真を、ゲーム中の顔グラフィックとして使用できるようになります。撮影した写真は、他の顔グラフィックと同様に、主人公やイベント命令のメッセージ表示で使うことが可能です。 写真は1本のゲームで最大6枚まで保存できます。