場面転換の際に間を空けたい時や、展開を省略したい時などに、画面の暗転は効果的です。そこで、画面を暗転させるイベントを作ってみたいと思います。
画面を暗転させる際には、イベントコマンド[画面のフェードアウト]を設定します。そして、暗転状態から戻したい時は、イベントコマンド[画面のフェードイン]を設定します。
いずれのイベントコマンドも、詳細な設定をする必要はありません。
暗転シーンの使用例として、これまでの経緯を報告するイベントを作ってみます。報告をする過程を暗転シーンにすることで、細かなセリフのやり取りなどを違和感なく省くことが出来ます。
赤枠で囲んだ部分が、暗転シーンです。[画面のフェードアウト]で始まり、[画面のフェードイン]で終わっているのが分かるでしょう。また、暗転中でもメッセージウィンドウは表示出来ますので、細かなセリフを省略するための文章を[文章の表示]で設定しています。
また、フェードアウト直後にすぐメッセージウィンドウが表示されたり、メッセージウィンドウが閉じた途端にフェードインが行われると、展開を急ぎすぎている印象を受けてしまいますので、[ウェイト]を使って適度に間を空けるようにしています。[ウェイト]の時間設定については、好みの問題が大きく影響してきますので、テストプレイをして確認しながら、自分好みの最適な時間を設定してください。
●報告イベント開始
●暗転中に、メッセージウィンドウで説明するだけで、細かなセリフを省ける
●暗転が明けた時点で報告は終了している