ワープゾーンは、マップ同士を繋ぐイベントの一種です。しかし、マップ作成編で解説した[イベントの簡単作成]を使ったもの《→マップ同士を繋ぐ》では、ワープゾーンらしくありません。そこで、ワープゾーンらしいイベントを作ってみたいと思います。
ワープゾーンのグラフィックは何でも良いのですが、ここでは「!Hexagram」に入っている「魔法陣」を使ってみましょう。
このグラフィックは、アニメーションするようになっているのですが、どのように設定すればアニメーションするのでしょうか?
では、一般のキャラクター画像と見比べてみましょう。
一般のキャラクターは、縦方向に上から下向き、左向き、右向き、上向きの画像が描かれており、横方向はそれぞれの向きの足踏みアニメーションになっています。魔法陣のグラフィックは、縦方向に明るさの違う魔法陣が描かれており、横方向はそれぞれの明るさにおけるアニメーションになっています。
つまり、魔法陣をアニメーションさせるには、「足踏みアニメ」をさせれば良いわけです。
ですので、イベントのグラフィックに魔法陣を設定したら、[オプション]の[足踏みアニメ]にチェックを入れておきましょう。また、グラフィックの向きが変わってしまうと魔法陣の明るさが変わってしまいますから、[向き固定]にチェックを入れておけば完璧です。
さらに、魔法陣の上に乗るとワープするわけですので、[プライオリティ]は[通常キャラの下]、[トリガー]は[プレイヤーから接触]にしておきます。これで、魔法陣は完成です。
次に、[実行内容]にワープするよう設定しましょう。
ワープ先の設定は、イベントコマンド[場所移動]で行います。
イベントコマンド[場所移動]を実行する前に、イベントコマンド[SE の演奏]を設定して、ワープ時に SE(効果音)が鳴るようにしています。
ワープの SE は好きなものを選べば良いのですが、ここでは「Flash3」を選択し、[ピッチ]を150%と早くして、場所移動時の画面切り替えのタイミングに合うよう調整しています。他にも「Barrier」や「Teleport」などの SE が、ワープには合うでしょう。
これで、ワープゾーンの作成は完了です。これだけですとワープゾーンは一方通行になりますので、ワープ先からもワープして戻って来られるようにしたければ、同様のマップイベントをワープ先にも作成してください。
●フェードで[白]を選択しているので、ワープ時にホワイトアウトする
●ワープ先へワープ完了