では、ステートを作成してみましょう。ステートの作成はデータベースの[ステート]タブで行いますので、[ステート]タブに切り替えてください。
なお、ステートの ID:001 に登録されている「戦闘不能」は、HP が 0 になった時に自動的に付加されるステートですので、変更しないよう注意してください。
[基本設定]
まずは、[基本設定]の項目から設定していきます。
- 名前
- ステートの名前ですので必ず入力してください。
- アイコン
- メニュー画面や戦闘画面で表示されるアイコンです。作成するステートのイメージに合ったアイコンを設定しましょう。
- 行動制約
- 行動に関する制約を設定します。[なし]以外に設定すると、戦闘中にコマンド入力を受け付けなくなり、ここで設定した行動を強制的に行うようになります。同時に複数のステートが付加されて複数の行動制約が重なった場合には、[行動出来ない]、[味方を攻撃する]、[敵か味方を攻撃する]、[敵を攻撃する]の順に制約が優先されます。
- 表示優先度
- アイコンを表示する優先度を設定します。同時に複数のステートが付加された場合、優先度の高い順にアイコンが表示されます。優先度が同じ場合は、ID の若い順に表示されます。優先度を 0 にすると、ステートが付加されてもアイコンは表示されませんので、アイコンを表示させたくないステートには 0 を設定してください。
ここではサンプルとして、まったく動けなくなってしまうステート「凍結」を作成してみます。
●[表示優先度]は「戦闘不能」以下「麻痺」以上ということで、95 にしておく
[解除条件]
続いて、[解除条件]の項目を設定していきます。これは、スキルやアイテムなどによって強制的に解除される条件ではなく、自然と解除される条件のことです。
- 戦闘終了時に解除
- 戦闘終了と同時にステートが解除されますので、戦闘中のみ有効なステートにしたい場合はチェックを入れておきましょう。
- 行動制約によって解除
- 何らかの[行動制約]になった状態、すなわちコマンド入力を受け付けない状態になった場合に解除されます。キャラクターが自由に動ける状態でないと成立しないステート(「かばう」など)を作成する場合はチェックを入れましょう。
- 自動解除のタイミング
- 一定のターン数で解除される場合に、そのキャラクターの行動終了後にすぐ解除するのか、それともターン終了時に解除するのかを設定します。一定のターン数で解除したくない場合は、[なし]を選んでください。
- 継続ターン数
- ステートが持続する最低ターン数と最高ターン数を設定します。ここで設定したターン数が経過すると、[自然解除のタイミング]で設定したタイミングでステートが解除されます。
- ダメージで解除
- 何らかのダメージを受けた際に解除します。解除したい場合はチェックを入れた上で、解除される確率を設定しておきましょう。
- 歩数で解除
- 指定した歩数分マップ上を歩くと解除します。
サンプルステート「凍結」では、このように設定してみました。
●継続ターン数に幅を持たせることで、持続効果をばらつかせる
メッセージ
4 つの状況ごとに自動的に表示するメッセージを設定出来ますので、必要に応じて設定しておきましょう。メッセージを表示させたくない時は、空欄のままにしておいてください。
- 味方がこの状態になったときのメッセージ
- アクターにステートが付加された時に表示するメッセージです。
- 敵がこの状態になったときのメッセージ
- 敵にステートが付加された時に表示するメッセージです。
- この状態が継続しているときのメッセージ
- ステートが付加されて状態で行動順が回ってきた時に表示するメッセージです。
- この状態が解除されたときのメッセージ
- ステートが解除された時に表示するメッセージです。
サンプルステート「凍結」では、このように設定してみました。
[特徴]
最後に、[行動制約]以外の効果については[特徴]で設定します。データベースには、あらかじめ一通りのステートが登録されていますので、それらにどういう特徴が設定されているのかを確認して、ステート作りの参考にすると良いでしょう。
設定出来る内容は、アクターや職業、装備品の特徴とまったく同じですので、ここでは解説はしません。詳しくはそちらを参照してください。《→特徴の設定》《→武器の特徴を設定する》《→防具の特徴を設定する》
サンプルステート「凍結」では、このように設定してみました。
●動けないので回避も出来ないようにしておく
これで、ステートの作成は終了です。