武器を作る

武器の作成は、データベースの[武器]タブで行いますので、[武器]タブに切り替えてください。では、実際に武器を作成してみましょう。

武器の基本設定を行う

まずは、基本設定から行っていきます。

名前
武器の名前ですので必ず入力してください。
アイコン
武器欄やショップ画面などで武器名の左に表示されるアイコンです。作成する武器のイメージに合ったアイコンを設定しましょう。
説明
武器欄やショップ画面などで表示される武器の説明文です。どういった武器なのか分かりやすい文章にすると良いでしょう。
武器タイプ
作成したい武器に合った武器タイプを設定してください。ここで設定した武器タイプによって、装備出来るアクター(職業)が決まります。《→基本的な特徴の設定
価格
武器の値段です。ここで設定した金額がショップでの標準販売価格になり、この半額がショップでの売値となります。非売品の場合は、売値にしたい金額の 2 倍の数値を設定しておきましょう。ショップでは売れない武器にしたい時は、価格を 0 にします。
アニメーション
通常攻撃を行った際に、攻撃対象となった敵に表示されるアニメーションです。武器のイメージに合ったアニメーションを設定しましょう。《→アニメーションについて

ここではサンプルとして、疾風のごとく 2 連続攻撃を繰り出す風属性の剣「ゲイルブレード」という武器を作成してみます。

これで、武器の基本設定は終了となります。

武器の攻撃力などを設定する

武器を装備した際に攻撃力などがどの程度変化するかは、[能力値変化量]の項目で設定します。全部で 8 つの能力値の変化量を設定出来ますので、作成する武器のイメージに合わせて自由に設定してください。それぞれの能力値にはマイナスの数値も設定出来ますので、「重い武器だから敏捷性が下がる」といったようなイメージでの設定も可能です。

サンプル武器「ゲイルブレード」では、このように設定してみました。


●風属性の剣なので、風の力によって敏捷性も上がるという設定

なお、この能力値変化量(武器の場合は特に攻撃力)は、戦闘のバランスに大きな影響を与えますので、ちょうど良いバランスになるよう調整する必要があります。ですので、最初は難しく考えず、このくらいでいいかな?といった程度の数値を設定しておき、ゲーム完成後のテストプレイを通じて、それぞれの数値を調整していくのが良いでしょう。《→不具合の修正やバランス調整を行う

武器の特徴を設定する

武器作りの最後は、武器の特徴の設定です。ここでの設定によって、武器ごとの特徴が大きく決まります。

基本的な特徴

まずは、最初から特徴リストに表示されている基本的な特徴から設定しましょう。

攻撃時属性
通常攻撃をした際の属性です。基本的には[物理]のままで構いませんが、変更したい場合はリストから変更したい属性を選択してください。なお、属性についてはスキル作成のページで詳しく解説します。《→属性を設定する
追加能力値[命中率]
命中率の変化量です。基本的な命中率はアクター(職業)に設定されていますので、ここでは基本的な命中率からどう変動するのかを設定しましょう。

サンプル武器「ゲイルブレード」は風属性の剣なので、[攻撃時属性]を[風]にし、[命中率]が若干向上するようにしてみました。

その他の特徴

特徴として設定出来る項目は他にも色々とありますが、ここでは武器の特徴として代表的なものを紹介します。

追加能力値[会心率]
会心の一撃の発生率を変動させることが出来ます。会心の一撃の出やすい武器を作成する際に設定すると良いでしょう。
攻撃時ステート
通常攻撃をした際に、攻撃対象に付加するステートです。付加する確率も設定出来ます。[毒]を設定した「ポイズンダガー」や、[睡眠]を設定した「眠りの剣」などのような武器を作成する際に設定すると良いでしょう。
攻撃速度補正
通常攻撃をする際に、敏捷性の値を補正する数値です。プラスの数値を設定すれば、通常よりも行動順が早くなる可能性が高まりますし、マイナスの数値を設定すれば、通常よりも行動順が遅くなる可能性が高まります。「重い武器」や「軽い武器」などの表現に使うと良いでしょう。
装備封印[盾]
盾を装備出来なくなりますので、いわゆる「両手持ち」の武器を再現する際に設定します。武器を装備から外せば、盾の装備封印は解除されます。

サンプル武器「ゲイルブレード」では、行動順が早くなる可能性が高まるように[攻撃速度補正]に 10 を設定しました。また、2 連続攻撃を行うために[攻撃追加回数]で 1 を設定していますので、元々の攻撃回数である 1 回に、設定した 1 が加算され、最終的な攻撃回数は 2 ということになります。

これで、サンプル武器「ゲイルブレード」の完成です。

様々な特徴を上手く組み合わせることで、幅広い性能を持った武器を作成することが可能ですから、この講座での解説だけでなく、あらかじめ登録されているサンプルデータでの設定も参考にしてみてください。