ステートとは、キャラクターの様々な状態(体調)のことです。
ステートの作成はデータベースの[ステート]タブで行います。
なお、全てのステートを自作する場合も、以下のステートについては削除しないようにしましょう。
ステート設定の注意点
[基本設定]からステート作成を始めます。
ステートの名前です。
メニュー画面や戦闘画面で表示されるアイコンです。イメージに合うアイコンを設定しましょう。アイコン設定をなし(0 番)にすると、ステートが付加されてもアイコンは表示されません。
行動の制約を設定します。[なし]以外に設定すると、戦闘中にここで設定した行動を強制的に行います。複数のステートが同時に付加されたことにより行動制約が複数重なった場合には、[行動できない]、[味方を攻撃する]、[敵か味方を攻撃する]、[敵を攻撃する]の順に制約が優先されます。
同時に複数のステートが付加された場合、優先度の高い順にアイコンが表示されます。優先度が同じ場合は、ID の小さい順に表示されます。
サイドビューバトルで設定が必要な項目
サイドビューバトルを採用する場合、以下の項目も設定しましょう。サイドビューならではの演出が戦闘時に表示されます。
アクター待機時のアニメを設定します。特に変更しない場合は「通常」にします。「状態異常」「睡眠」「戦闘不能」にすると、それぞれの待機モーションに変わります。
そのステートになった時にアクター上に表示されるアニメーションです。「毒」や「麻痺」、「睡眠」などを選択すると、関連したアニメーションが表示されます。
回復アイテムやスキルを使わずにステートが解除される条件を決めることができます。
戦闘終了時にステートが解除されます。戦闘中のみ有効なステートを作る場合に使用します。
コマンド入力を受け付けない状態になった場合に解除されます。アクターが行動できるときにのみ発動する支援系ステート(味方に変わって攻撃を受ける「かばう」など)を作成する場合に使用します。
一定ターン数で解除される場合、そのアクターの行動終了後に解除するのか、ターン終了時に解除するのか設定します。一定ターン数で解除しない場合は、[なし]を選択します。
ステートが持続する最低ターン数と最高ターン数を設定します。ここで設定したターン数が経過すると、[自然解除のタイミング]にて設定したタイミングで解除されます。
何らかのダメージを受けた際に解除します。解除したい場合はチェックを入れた上で、解除される確率を設定しましょう。
マップ上を指定歩数歩くと解除します。
ステート付加時に自動表示するメッセージを設定します。
メッセージを表示させたくない時は、空欄のままにしてください。
味方にステートが付加された時に表示するメッセージです。
敵にステートが付加された時に表示するメッセージです。
ステートが付加されて状態で行動順が回ってきた時に表示するメッセージです。
ステートが解除された時に表示するメッセージです。
[行動制約]で設定できない効果を[特徴]項目で作成します。
[特徴]の設定方法はアクターや職業、装備品と同じです。
特徴の設定
サンプルデータの中でもID001~003のステートは以下の理由から削除しないことを推奨します。
HPが0の時に割り当てられるステート枠のため。
「防御」コマンドを選んだ際に付加されるにステートに設定されているため。
[バトルイベント]で使用する可能性があるため。
死に際にセリフを言う敵を作る
最大値の設定でステートの数を増やすこともできます。慣れないうちはサンプルを残したまま新しく作成していき、サンプルを参考にしながらステートを作成するといいでしょう。
実際にステートを作成していきます。
まずはサンプルとして用意されているステートを変更しながらステートの理解を進めていきましょう。
サンプルとして入っているステートはRPGでも活用できるものが多くあります。
サンプルを調整し、イメージするステートに近づける事例を紹介していきます。
徐々にHPが減ってしまう「毒」は[HP再生率]をマイナスにすることで、HP減少を設定しています。
初期設定よりも被ダメージが少ない毒のステート設定例です。
マイナスの数値を変更することでダメージ量を調整できます。
ダメージを緩和させたい場合は0に近いマイナス数値に変更しましょう。
物理攻撃の命中率が下がる「暗闇」はターン経過もしくは戦闘終了後に解除されるような設定になっています。
[解除条件]の[戦闘終了後に解除]にチェックが入っているため、戦闘終了時に治る設定になっています。
チェックを外すことで、戦闘終了後も継続するステートに変えることができます。
サンプルとして用意されている「混乱」はターン経過や戦闘終了時、ダメージを受けた時に一定確率で回復する設定になっています。
[ダメージで解除]の数値を変更することで攻撃を受けた時にステートが解除される確率を決定できます。
デフォルトで50%の数値を100%に変えることで、攻撃を受けた時に必ず回復するステートに変更できます。
ステートはデメリットのあるステートだけではなく、補助効果を作る場合にも役立ちます。
[特徴]の[追加能力値]にある[HP再生率]を設定します。
[HP再生率]で設定した数値に応じて、毎ターンHPが自動回復するようになります。
[属性有効度]を使用します。
[属性有効度]により、属性を持つ攻撃のダメージ量に影響を与えます。
100%を基準とし、数字が小さくなるほどダメージが小さくなる耐性の表現が可能です。
0%にすることで、ダメージを完全に受けないステートを作成できます。
[特殊能力値]の[床ダメージ率]を活用します。
[歩数で解除]を設定し、スキルやアイテムの使用によって味方全体にこのステートを付加することで、床ダメージを一定歩数の間、無効化するスキルやアイテムが作成できます。
追加能力値の「反撃率」を設定すると、一定の確率で攻撃を受けることなく、反撃を行うことができます。
なお、「反撃率」で対象になる攻撃はスキルの[命中タイプ]が「物理攻撃」のものに限ります。
スキルタイプの設定
[特徴]に[狙われ率]を設定します。
数値が高くなるほど、敵からのターゲットになりやすくなります。
逆に狙われにくくなるステートを作成したい場合は数値を小さくしましょう。
[特徴]で[魔法反射率]を設定します。
[魔法反射率]で対象になる攻撃はスキルの[命中タイプ]が「魔法攻撃」のものに限ります。
ステートはアイテムやスキルに活用できます。「毒」を活用した事例を紹介していきます。
装備品の特徴で[ステート無効化]を使用します。
この特徴をつけることで、特定のステートを完全に無効化する設定ができます。
[使用効果]の[ステート付加]を設定します。
付加したいステートと確率の数字を入力します。
バトル時のみ使用できるよう[使用可能時]を[バトル画面]にしておくといいでしょう。
[使用効果]の[ステート解除]を設定します。
スキルの詳細な作成方法は次の項目で紹介していきます。
スキルを作る
イベントでステートを活用する
イベントコマンド[ステートの変更]、[敵キャラのステート変更]を使うことで、強制的にステートを付加・解除できるイベントを作成できます。
ステートをイベントにも活用し、ゲームを盛り上げていきましょう。