どうやってゲームを作るの?

1.まずはマップを作ろう

まずはキャラクターが動き回るためのマップが必要です。マップは、フィールド・街・ダンジョンの3タイプにわかれています。それぞれ、以下のような異なる手順で作成できます。

フィールド

冒険の舞台となる世界地図です。前作と同じく、“タイル”と呼ばれる草原や海などの小さなパーツを配置していくことで好きなように描くことができます。タイルは、下地となる“地形”とその上に置く“地上物”の2種類。これらをパレットから選択したら、あとはタッチペンで自由に配置していくだけです。塗りつぶしなどの機能も備えています。
フィールドの大きさを大中小の3サイズから選べるようになりました。作品の規模に合わせたフィールドマップが作れます。

ベースとなる地形をあらかじめ用意されたものから選び、そこに自由に建物を置いていくことで街を作ります。建物内の部屋は、建物ごとに設定されていますので、個別に作る必要はありません。
特定の場面の演出に便利な“特殊マップ”が用意されました。ベースと建物の組み合わせだけでは作成が難しかった場面も、この特殊マップを使えば表現可能になります。

ダンジョン

通路を自由に作ることで、好きな形のダンジョンを作成できます。最大で6階層のダンジョンが作成可能です。通路は、タッチペンでなぞっていくだけで、その軌跡に沿って作られます。開けた空間は、部屋を配置することで表現可能です。配置した時点では部屋と通路は独立していますが、部屋と通路をつなぎたい場所に道を作ることで行き来できるようになります。
今作では、巨大ビルの内部や校内などもダンジョンとして作成します。

ゲーム中に登場する様々な要素を、“データベース”で設定していきます。主人公や職業、装備品やアイテム、モンスターやその出現範囲など、全11項目を作成可能です。

主人公

職業

アイテム

武器

冒険に参加する主人公と仲間を作成できます。 主人公が就くことのできる職業を作成できます。覚える特技の設定は、職業ごとに行ないます。 薬草や毒消し草などの実用品のほか、カギや手紙といったストーリー進行に必要なアイテムが作成できます。 主人公たちが装備できる武器を作成できます。2回攻撃できる武器や敵全体を攻撃する武器も作成可能です。

防具

特技

モンスター

主人公たちが装備できる防具・アクセサリーを作成できます。主人公が装備できるのは、鎧ひとつとアクセサリーふたつです。 HPを消費して使う“必殺技”とMPを消費して使う“魔法”を作成できます。 主人公たちの敵として登場するモンスターを作成できます。
NEW! 効かない特技と無効な状態変化を設定できるようになりました。

ユニット

出現範囲

タイトル

パーティ

ゲーム中にモンスターが登場する際、どのような陣形で現れるかを設定します。 マップごとに遭遇するユニットを設定できます。 ゲームのタイトル画面を作成できます。 ゲーム開始時のパーティメンバーや所持品などを設定できます。

『RPGツクールDS+』では、ゲーム中のできごとを“イベント”と呼びます。村人との会話、モンスターとの戦闘、宝箱からのアイテム入手など、これらすべてがイベントです。イベントの動作は“イベント命令”という命令の組み合わせで作成することになります。なお、“宝箱”や“セーブポイント”などといった、何度も作成することになる定型のイベントは、“簡単作成”で種類を選ぶことですぐに作成できるようになっています。

イベントは、マップ上の発生させたい位置に配置します。

さまざまなイベント命令が多数用意されています。

イベント内容はこのような感じで作成します。
別マップ間でイベントのコピー&ペーストができるようになりました。

ちびツクDS

頭部・服装・装飾の3パーツそれぞれに絵柄を当てはめることで、好きなようにキャラクターのグラフィックが作成できる機能です。その組み合わせは3万通り以上! 前作風のファンタジーキャラクターも、この機能を使えば作成できます。

カメラ

ニンテンドーDSi専用の機能で、この機能を使うと撮影した写真をゲーム中で使用できるようになります。前作にもあった顔窓グラフィックのほか、今作ではタイトルなどの画面全体のグラフィックも撮影できるようになりました。写真は1本のゲームで、顔窓用・タイトル用でそれぞれ最大6枚まで保存できます。