『RPGツクールDS+』と驚愕のコラボレーションを果たした『超神ネイガー』。その配信素材を使った作品限定で行なわれたのが、今回の超神ネイガー限定コンテストでした。
開催期間は、2012/1/30から約3週間。突然のうえに短期間の開催ではありましたが、今回もたくさんのみなさまに参加していただけたことに感謝しております。
今回も、みなさまからいただいた評価を参考に、『超神ネイガー』の原作者様をはじめとした原作スタッフと共に、3本の受賞作品を選出いたしました。
超神ネイガー参上! 秋田県危機一髪
作者:humi
ホジナシ怪人たちから秋田を守れ!
秋田愛を感じる正統派ヒーローRPG
秋田県を手中に収めんと活動する悪の組織の長・セヤミコギ。彼らが送り出すホジナシ怪人と、ナモミハギの力を得たヒーロー・ネイガーたちの戦いを、正統派ヒーロー風に描いたRPG。
プレイヤーはアキタ・ケンをはじめとしたネイガー3人を操作して、秋田県の各地で事件を起こすホジナシ怪人たちを成敗していくことになります。フィールドマップが秋田県を模していたり、アイテムが秋田の名産品になっていたりして、遊びながら秋田に詳しくなれちゃうのもこの作品の特徴です。
アイテムも秋田の名産品になっている。説明もしっかり書かれていて丁寧。
次々と新しい作戦でネイガーを苦しめるホジナシ怪人たち。
マイに想いを寄せているケン。戦いの合間に展開する、彼らの物語も見所だ。
キャラクターの演じさせ方に最もネイガー「らしさ」が感じられたことと、なによりも秋田の名産や世界観の解説など、ていねいに作られた王道的なRPG構成に感心いたしました。戦闘バランスも良く、じっくり遊ぶことができました。
(高橋大[原作]) オーソドックスなRPGといった雰囲気と、ヒーロー達の変身前のやり取りの面白さが魅力的な作品でした。“にかほ”や“角館”など各地域を、秋田県のフィールドマップにうまく配置しているなぁ~と感心しました。
(カドッチ[公認ファンサイト管理人]) アイツにバレたんでぃ!! 正体がバレそうでぃ!!
作者:パリンコサイン
ネイガーの設定を借りた、
親娘のハートフル・ストーリー
秋田県で悪の限りをつくすダジャク組合をこらしめ、県民の人気者であるネイガーたち。その紅一点であるネイガー・マイにはとんでもない秘密が……。
オリジナルキャラクターであるミルカとそのお父さんを中心に展開していくストーリーを、キャラクターの動きとセリフで見せてくれる作品です。ある日、ひょんなことからネイガーの代理を務めることになったお父さんの運命は……? プレイヤーを温かい気持ちにさせてくれる物語に注目が集まりました。
ネイガー・マイに夢中の娘・ミルカ。お父さんの威厳がピンチ!
そんな父親に手を差し伸べた謎の人物とは……?
一方、ダジャク組合のハンカクサイにも異変が!? 捕らわれたミルカの運命やいかに!
意外性と面白さが抜群でした。小気味よくウイットの効いた、心温まる物語のテンポ良い展開に引き込まれます。はじめこのタイトルは秋田弁らしさを出そうと工夫されたものかと思いましたが(多分それにも加えて)なるほど!というエンディングにも拍手。
(高橋大[原作]) ホジナシ・ジェネレータ 激闘自動生成?システム
作者:チャアリィ
永遠に楽しめる!?
ネイガーとだじゃく組合の対戦絵巻
秋田県でテレビ放送されていた『超神ネイガーVSホジナシ怪人』。この番組での展開をベースに、多彩な組み合わせで物語をランダムに楽しめるという作品。
ひとつのエピソードはいくつかのシーンで構成されており、それぞれのシーンに用意された何パターンかのメッセージやセリフがランダムで選び出されて物語が作られるという仕組みです。このため、話に整合性が取れないことも多い(ほとんど?)のですが、それが逆に面白く感じられたりもします。セリフや演出のセンスが光っている作品です。
冒頭のいつものやり取り。場合によっては、とんでもない会話に……?
変身シーンや必殺技シーンなど、とにかく凝った演出がカッコイイ!
2回目以降は、自分の好きなヒーローを選んで話を生成できるのだ。
今回私にとってベスト1のゲームがこれです。『超神ネイガーVSホジナシ怪人』のパターンをランダム機能で再現させて、プレイするたびに内容の違うドラマを作り出すというアイデアは、他の作品には見られない面白い特徴でした。DVDを観てよく研究しているなぁ~と本当に感心しました。ただランダムに生成されるだけでなく、一度クリアすると“おまけの部屋”に行くことができ、作者のコメントを聞けたり、次の話で登場するヒーローを決めたりできるという親切設計にも感激しました!
(カドッチ[公認ファンサイト管理人])
(訳:セヤミコギ様も自分の大活躍に喜んでいたぞ)
(訳:ゲームに出演できるなんて感激ですー!)