作るゲームの種類

RPGツクールでは様々なジャンルのゲームが作られてきました。
どのようなゲームが作成できるのか紹介していきます。
あなたの作りたいゲームのイメージに合うゲームジャンルを考えてみましょう。

RPG

RPGツクールで制作できるRPGは多岐にわたります。
ゲーム内で歩くマップからゲーム中に発生する会話や展開、登場するキャラクターの能力や装備・スキル・敵モンスターも自分自身で作り上げていくことができます。
MZでは戦闘演出をフロントビューやサイドビュー戦闘に切り替えられるだけでなく、新しくタイムプログレス戦闘（TPB）という形式を採用できるようになりました。

TPBは表示されているゲージが溜まったキャラクターから行動ができる戦闘形式です。

初心者講座ではRPG制作に必要な設定や技術を事例も交えながら説明しています。
マップの制作方法を マップ編
キャラクターやアイテムといったゲーム内で登場する各データの作成をデータベース編
ゲーム内で発生する会話や演出をイベント編で紹介しています。
まずは作りたい項目から読み進めてください。

ノベルゲーム

RPGツクールではゲーム画面に文章を表示させるコマンドが用意されています。
この機能を活用することで物語を読み進めていくノベルゲームも作成可能です。

プラグインを活用して文章を表示した画面。立ち絵と会話ウィンドウを使ったADVだけではなく、サウンドノベルの制作も挑戦できます。

RPGツクールではノベルゲームの場面を盛り上げるような演出もできます。
「ピクチャの表示」を使用することで背景や立ち絵も表示でき、「BGMの演奏」や「SEの演奏」を使うことで音による演出も可能です。
「選択肢の表示」を使うことでルート分岐も実装できるでしょう。

難易度：☆
よく使うイベントコマンド：「文章の表示」「選択肢の表示」「ピクチャの表示」「BGMの演奏」「SEの演奏」

2Dアドベンチャーゲーム

ポイントを調べ情報を集めていく探索ゲームや、特定の建物や部屋から脱出を試みる脱出ゲームはRPGツクール初心者でも作りやすいゲームになります。

怪しいポイントを調べながら進む2Dアドベンチャーゲームは舞台やテーマ次第で個性も出せます。

ゲームの舞台となるマップを作成し、マップ上に脱出の手がかりとなるイベントを作成していきます。
「アイテムの増減」によってキーアイテムを入手する、「スイッチの操作」を使って特定のポイントを順番に調べていくような仕組みを作成していきます。
「アイテム選択の処理」を使用することで、所持アイテムから鍵を選び扉を開くようなギミックも作れます。

難易度：☆☆
よく使うイベントコマンド：「文章の表示」「スイッチの操作」「アイテムの増減」「SEの演奏」「数値入力の処理」「アイテム選択の処理」

アクションパズル

岩を動かすようなイベントやレバーを操作することで扉を開くイベントを活用することで、行動する順序を予想しながら仕掛けを解いていくアクションパズルのようなゲームも作成可能です。

「岩を動かす」仕掛けを活用したアクションパズル

イベント編ではアクションパズルに活用できる仕掛けの作り方も解説しています。

難易度：☆☆☆
よくつかうイベントコマンド：「スイッチの操作」「変数の操作」「タイマーの操作」「移動ルートの設定」

育成シミュレーションゲーム

RPGツクールのイベントコマンドとして用意されている「変数の操作」を使用することで、様々な数値データを記録していくこともできます。

変数を活用することで、能力値以外の独自ステータスを作成し、色々な数値を上げて育てていく育成シミュレーションも作成できます。

難易度：☆☆
よく使うイベントコマンド：「変数の操作」「条件分岐」「名前入力の処理」

その他のゲーム

RPGツクールに搭載されたイベントコマンドを駆使することでこの他にも様々なゲームを作成できます。
初めての方はまず短い作品を制作し、どのような機能があるのかを学びながら制作していくことをおすすめします。

ゲーム制作を繰り返すことで、コマンドを応用するアイデアに結びつくこともあります。
コマンドの活用方法を理解することで制作の効率化にも繋がっていきます。

まずは1ステージレベルのRPGや短編を作ってみよう！

何を作ればいいかイメージがまだ湧かない方は、まず初心者講座を元に脱出ゲームや短編RPGを作ってみましょう。
これらのゲームは他のゲームを作る場合にも基盤となる製作工程が満載です。